イメージ: パパ到着の瞬間、観客の盛り上がりがピークに達し、一斉にカメラを向ける。

パパ・フィーバー


ローマ法王フランシスコ1世は、南米3ヶ国訪問の最終国として、7/10から7/12までパラグアイに滞在中です。
法王はスペイン語ではel papaと言いますが、この3日間、パパの行く先どこでも人々が熱狂的に出迎えています。
パパ滞在の3日間は国中が臨時の連休になり、首都アスンシオンの主な道路は、警備のため、軒並み通行止め。
報道もパパ一色で、連日のパパの行動は逐一テレビ中継されています。

パパのパラグアイ訪問は27年ぶり。
南米はカトリック教徒が多く法王の影響力は強いのですが、今回は初の南米出身のパパということで、より一層の人気のようです。
ある外国メディアは「パラグアイは法王をロックスターのように迎えた」と伝えたそうです。
確かに子供からお年寄りまで、どんなスターでもかなわないのではと思えるほどの人気ぶりです。

7/11(土)夕方、アスンシオンのカテドラル(大聖堂)でパパのミサがあるというので、様子を見に行ってみました。
普段の週末なら人通りは少ない場所なのですが、大勢の人が出て、慌しい雰囲気です。

1時間以上前から、パパが通る道沿いで待ち構える人々。

1時間以上前から、パパが通る道沿いで待ち構える人々。

道沿いでパパを待つ、学校関係のグループ?

道沿いでパパを待つ、学校関係のグループ?

風船や旗、ポスターなど、いろいろなパパグッズを売る人も出現

風船や旗、ポスターなど、いろいろなパパグッズを売る人も出現

servidorと呼ばれる若者達が整理にあたる。

servidorと呼ばれる若者達が整理にあたる。

待機するアルパ(パラグアイハープ)奏者達。この日は200台のアルパが登場。

この日は約200台のアルパ(パラグアイハープ)演奏でパパを迎えた。待機するアルパ奏者達。

会場のカテドラルの正面に回ると、既にものすごい人だかりで、正面を見渡せる場所を何とか確保しました。
待つ間にも、後ろにどんどん人が増えていきます。

到着予定の約1時間前。カテドラル前はすごい人だかり。

予定の約1時間前。既にカテドラル前はすごい人だかり。

近くにはブラジルから来たという人や、パパの出身国のアルゼンチン国旗を持っている人もいて、近隣各国から人が集まっているようです。
やがて日が落ちましたが、前の集会が長引いているようで、予定時間を過ぎてもパパは現れません。
近くにラジオを聴いている男性がいて、状況を教えてくれます。その間、満員電車のような状態で待ち続けです。

日が沈み、カテドラルはパラグアイの3色の国旗色にライトアップされた。

日が沈み、カテドラルはパラグアイの3色の国旗色にライトアップされた。

カテドラル前では音楽などで盛り上がっていたのですが、みな待ち疲れてきた様子です。
やっとパパが現れたのは、予定を30分以上過ぎたころでした。
皆、一斉に歓声を上げ、立ち上がってカメラを向けたり、パパが見える方向に足早に移動し始めたり。
人々が急に慌しくなり、押しあいがさらに激しくなります。
そんな最中、突然、近くの小柄な女性にスマホを渡されて「パパを撮って」と頼まれましたが、悪いけど人が多くて見えず、それどころではありません。

パパ到着の瞬間、観客の盛り上がりがピークに達し、一斉にカメラを向ける。パパは一瞬見れたけれど写真は撮れず。

パパ到着の瞬間、観客の盛り上がりがピーク。歓声が上がり、皆一斉にカメラを向ける。

最後にパパは少しだけ見れたものの、暗いのと遠いのとで、残念ながら自分のカメラでも撮影はできませんでした。
押しあいでクタクタになり、熱狂ぶりを身をもって体験しました。

パパがカテドラルに入ってミサが始まってもみんな帰らず、今度は「出待ち」をしていました。

パパがカテドラルに入ってミサが始まっても外で待ち続ける人々。

パパがカテドラルに入ってミサが始まっても外で待ち続ける人々。

ミサを終えて出てくるパパをずっと待つ人々。

周りの道路でも、出てくるパパをずっと待っている。

この記事を書いている日曜朝もアスンシオン市内の公園で野外ミサが行われていますが、100万人以上の規模と報じられ、テレビ中継を見ても、はるかかなたまで人でいっぱいです。

もっとも、パラグアイ人がみんな熱狂しているわけではなく、別に見に行かないという人もいますし、Facebookに「パパはキリストとは違う」などと冷静に書き込んでいる人もいて、様々です。
とはいえ、パパが社会に与える影響が日本とは比較にならないくらい大きいことは確かです。

多くの人が信心深いのに加えて、パパ・フランシスコの温和な人柄と笑顔が、多くの人々にとって希望を与えているのではと思います。
この熱狂はパパが帰るまで続きますが、これだけ盛り上がると、パパ帰国後に、みんなが「燃え尽き症候群」になってしまうのではと、少し心配です。


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