この記事は2014年12月20日に更新されたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

高山病の対策を教えてください。


低地から急に高地に移動すると、体が低気圧低酸素の環境に慣れないため、さまざまな症状が起こります。
主な症状には頭痛、息切れ、食欲不振、吐き気、睡眠不足、めまいなどがあり、それらをまとめて高山病と呼ばれています。
南米旅行ではクスコやラパス、ウユニ、キトなど高地に滞在する機会が多く、一般の旅行者でも高山病の可能性があります。

高山病は体が高地に順応するか、標高が低いところへ移動すれば治まります。
過度に恐れる必要はありませんが、悪化すると生命に危険が及ぶ場合もあり、その場合は速やかに低地への移動が必要になります。
どれくらいの標高で起こるかや、どれくらいで症状が治まるかは個人差があり、同じ人でもそのときの体調によっても違います。
症状の出やすさと年齢や体力とは関係はなく、むしろ体力に自信がある方が過信して激しい動きをしてしまい、なりやすいこともあります。
同じ理由で、ペースのコントロールができない小さなお子様も危険が増します。

予防には現地での過ごし方が大切になってきます。

*高地ではゆっくりした行動を心がけ、急な動きや激しい動きはお控えください。
 ただし昼間から横になってしまうのは逆効果です。
 椅子に座っての休憩や読書、ゆっくり歩くなどの軽活動が体を高度に慣らすのに有効です。

*常に深く長い呼吸を心がけ、水分を普段以上にたくさんお摂りください。
 (飲酒は尿として水分を排出してしまいますので良くありません)

*熱いお風呂、食べすぎ、喫煙、睡眠薬の服用は避けてください。
 特に高地では胃腸が弱ることもあり、南米の食事は量が多いこともありますので、食べすぎにはお気をつけください。

*就寝時にできるだけ標高を下げるのが有効です。
 例えばマチュピチュ旅行の場合はクスコ市内ではなく、比較的低いウルバンバ渓谷やマチュピチュ村に宿泊するのがお勧めです。

高山病について日本旅行医学会の資料が詳しいです。(PDFファイルが開きます)

高山病予防薬としては商品名Diamox(ダイアモックス)が知られています。
購入には医師の処方箋が必要です。
心臓や肺に疾患のある方は、あらかじめ旅行について主治医の先生とご相談ください。

弊社で手配しているペルー、ボリビアの高地のほとんどのホテルには酸素ボンベがあります。
もし気分が悪くなられたら、ホテルスタッフまたは現地ガイド、緊急連絡先へお申し出下さい。

高山病を防ぐ最大の対策は、充分に時間を取って体を高度に慣らすことです。
また体調にも左右されますので、日頃からの健康管理と余裕のある日程が大切です。
そして症状が改善しない場合には、予定を変更してでも急遽、低地へ移動する判断も必要になります。
弊社ではできるだけ無理のない旅程を心がけるとともに、高山病についての知識を持った現地ガイドが安全を最優先に対応しております。